攻殻機動隊 REALIZE PROJECT × SECCON CTF for GIRLS in CODE BLUE 特別対談
2017年12月07日 18:57レポート
●次のステップへのきっかけとして活用されるCTF
「何だかよく分からない難しそうなもの」から、「面白そう」へ、そして「面白そう」から、「やってみたらもっと面白い」へ......好奇心を刺激し、スキルを伸ばして次のステップへ進むには、何らかのきっかけが必要だ。セキュリティエンジニアの育成において、Capture The Flag(CTF)はそんなきっかけを提供する場として機能してきた。
あらためて説明するまでもないかもしれないが、CTFとは、セキュリティに関する知識や技術を競う大会の総称だ。不正アクセスの検知やマルウェア解析、ログ解析といった、セキュリティ対策の現場で求められるスキルを生かして問題に隠された「Flag」を探し出し、得点を競う。個々のスキルアップはもちろん、チーム戦を通じて、役割分担やコミュニケーション能力が培われる。競技が終わった後には、情報交換や交流を通じて、セキュリティに興味を持つものどうしのコミュニティを育む機会にもなる。
国内でも最大規模のCTF大会「SECCON」を筆頭に、セキュリティベンダーや学生らが主催するCTF大会も増えてきた。近年ではITシステムだけでなくInternet of Things(IoT)機器や車載システムなども出題範囲に含まれるようになっている。
そんな中で異彩を放っている活動が、「CTF for GIRLS」が中心になって運営する「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT × SECCON CTF for GIRLS」(攻殻CTF)だ。